交通系ICカードの種類と作り方を紹介!チャージ方法についても解説

    2021年9月16日に、累計2億枚発行された交通系ICカード。

    交通系ICカード10種類の全国相互利用サービスが開始された2013年には、発行累計1億枚が達成されました。

    交通系ICカード発行累計2億枚の達成について|JR東日本メカトロニクス株式会社

    住んでいる地域によって、発行できる交通系ICカードは異なります。

    1通りではない交通系ICカードの作り方や、チャージ方法を解説。

    他にも交通系ICカードをお得に、便利に使える方法を紹介します。

    交通系ICカードの種類と作り方は?乗車券と電子マネーが1つになったカード

    交通系ICカードは、乗車券と電子マネーの機能が1つになったカードです。

    交通系ICカードをチャージしておくと、券売機で切符を買わずに電車、またはバスに乗車できます。

    事前登録をしておけば、交通系ICカードで新幹線にも乗車できます。

    他にも電子マネーの機能を使えば、自動販売機やコンビニ、駐輪場といった場所でも利用可能。

    クレジットカードと連動させるオートチャージを利用すれば、残高不足を気にせず利用できます。

    ポイントプログラムがある交通系ICカードが多いので、クレジットカードとは別でお得に使えます。

    エリア外も使える交通系ICカード10枚を紹介

    2013年3月23日に開始された、全国相互利用サービスで10種類の交通系ICカードがエリア外でも利用可能です。

    交通系ICカードの全国相互利用サービスがいよいよ始まります!|JR西日本

    「IC」のシンボルマークがある路線や加盟店で、全国相互利用サービス対象の交通系ICカードが使えます。

    全国相互利用サービスでは、Suicaで福岡県の地下鉄を利用できたり、ICOCAで北海道の電車に乗車できます。

    対象の交通系ICカードを持っていれば、全国の該当するエリアを利用できるのは便利です。

    また交通系ICカードで新幹線も乗車できるので、別途切符の購入は不要。

    電子マネーとしても利用できるので、対応エリア外でも対象の交通系ICカードで支払いが可能です。

    交通系ICカードを購入する際は、別途デポジット500円分の支払いが必要です。

    デポジットは、交通系ICカードを発行する際の預り金であり、ICカード返却時に500円が払い戻されます。

    ここからは全国相互利用サービス対象の交通系ICカード、10枚を詳しく解説していきます。

    【東日本】Suicaはポイントの貯め方が豊富

    Suica券面

    発行価格 1,000円・2,000円・3,000円・4,000円・5,000円・10,000円
    ※デポジット500円を含む
    種類 定期券(大人用・こども用)/ 記名(大人用・こども用)/ 無記名(大人用)
    機能 ・乗車券
    ・電子マネー
    ・定期券
    ・Suicaグリーン券
    ・『タッチでGo!新幹線』
    ・モバイルSuica特急券(モバイルSuica)
    ・エクスプレス予約サービス(モバイルSuica)
    発行場所 券売機 / 窓口 / モバイル
    スマホ決済 iPhone:Apple Pay
    Android:モバイルアプリ / Google Pay / 楽天Pay / au Pay
    ポイントサービス JRE POINT
    ポイント付与対象 在来線 / 定期券 / 新幹線 / えきねっと / 駅ビル / コインロッカー / ショッピングモールサイト / 加盟店
    オートチャージ機能付きクレジットカード
    チャージ上限金額 20,000円
    ※小学校を卒業する3月31日まで有効

    Suicaは、JR東日本の電車と新幹線利用でポイントが貯められる交通系ICカードです。

    ポイントを貯めるには「JRE POINT WEBサイト」で事前登録が必要です。

    ポイントの事前登録を済ませば、以下の乗車でポイントが貯められます。

    乗車でSuicaのポイントを貯める方法
    • 残高チャージでJR東日本の電車に乗る
    • Suicaグリーン券を購入
    • モバイルSuica定期券を購入
    • 『タッチでGo!新幹線』経由で新幹線に乗る

    『タッチでGo!新幹線』利用前も事前登録が必要で、自動券売機で操作が可能です。

    残高チャージしたSuicaで獲得できるポイントは、カードタイプで0.5%還元、モバイルタイプで2%還元されます。

    Suicaのカードタイプは200円につき、モバイルタイプは50円につき1ポイント貯まる計算です。

    1回の乗車が200円未満だった場合でも、Suicaなら1ポイント付与されます。

    例えば山手線片道136円をカードタイプのSuicaで乗車した場合でも、1ポイント貯まります。

    また繰り返しSuicaで乗車してポイントが貯まる「リピートポイントサービス」では、月内に同運賃利用が10回達成すると、運賃1回分がポイントとして還元。

    さらに11回以上達成すると、運賃の10%相当をポイントとして受け取れます。

    Suicaは定期券の購入や、JR東日本の駅ビル利用でもポイントが付きます。

    貯まったポイントはSuicaにチャージされ、運賃や電子マネーの利用で1ポイント1円から利用可能です。

    【関東】PASMOは東京メトロ利用でポイント貯まる

    PASMO券面

    発行価格 1,000円・2,000円・3,000円・4,000円・5,000円・10,000円
    ※デポジット500円を含む
    種類 定期券(通勤・通学・小児用)/ 記名(大人用・小児用)/ 無記名(大人用)
    機能 ・乗車券
    ・電子マネー
    ・定期券
    発行場所 券売機 / 窓口
    スマホ決済 iPhone:Apple Pay
    Android:モバイルアプリ / Google Pay
    ポイントサービス メトロポイント / ToKoPo
    ポイント付与対象 東京メトロ線
    オートチャージ機能付きクレジットカード
    チャージ上限金額 20,000円

    PASMOは首都圏エリアをはじめ、全国で利用できる交通系ICカードです。

    東京メトロ線をPASMOで乗車すると、メトロポイントがもらえます。

    もらえるポイントはデイタイム・ホリデー・ボーナスと分かれており、最大20ポイント獲得も可能。

    PASMOで東京メトロ線を利用した際にもらえるポイントは、以下の通りです。

    ポイントの種類 付与条件 付与ポイント
    デイタイム 平日10:30~16:30の間に乗車 5ポイント
    ホリデー 土日祝日に乗車 7ポイント
    ボーナス ① 1ヶ月に10回以上乗車
    ② 1ヶ月に20回以上乗車
    ① 10ボーナスポイント
    ② 20ボーナスポイント
    ※付与されるポイントの上限カウントは1日1回まで

    定期券区間はポイント付与対象外ですが、乗り超し分からポイントを獲得できます。

    貯まったポイントは、10ポイントにつき10円でPASMOにチャージ可能。

    平日日中や土日祝日に東京メトロ線を定期的に利用する人は、PASMOのポイントが貯まりやすいです。

    他にも事前登録が必要な、都営の交通機関利用でポイントを貯める方法があります。

    都営地下鉄、都営バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーの乗車でポイントが貯められるToKoPo。

    平日1乗車につき2ポイント、土日祝日は1日利用で2ポイント、乗り超しなら1日につき10ポイントがもらえます。

    都営地下鉄や都営バスの利用が多い人は、ToKoPoが向いています。

    ポイント付与だけではない!PASMOの定期券は割引運賃で乗り超しできる

    PASMOの定期券を使って定期券区間の前後で乗り降りすると、全区間を乗車した場合に適用される運賃で乗車できます。

    例えば定期区間に入るまでに168円、定期区間外で降りてさらに168円かかるところ、全区間乗車時の運賃199円の方で計算されます。

    本来PASMOの定期区間外で336円支払わないといけませんが、137円安い199円だけが減額されるのはお得。

    PASMOの定期券をチャージしておけば、割引運賃で乗り超しができます。

    【西日本】ICOCAは現金なしチャージが選べる

    ICOCA券面

    発行価格 2,000円
    ※デポジット500円を含む
    種類 定期券(大人用・こども用)/ 記名(大人用・小児用)/ 無記名(大人用)
    機能 ・乗車券
    ・電子マネー
    ・定期券
    発行場所 券売機 / 窓口 / オンライン(SMART ICOCAのみ)
    スマホ決済 iPhone:Apple Pay
    Android:アプリ / Google Pay
    ポイントサービス ICOCAポイント
    ポイント付与対象 在来線 / 加盟店
    オートチャージ機能付きクレジットカード
    チャージ上限金額 1日20,000円・1ヶ月40,000円
    ※12歳になる年の3月31日まで有効

    ICOCAは、現金なしチャージのSMART ICOCAが選べる交通系ICカードです。

    ICOCAとは別にSMART ICOCAの申し込みが必要ですが、手持ちのクレジットカードがあれば利用可能。

    提携のクレジットカード「J-WESTカード」もSMART ICOCAの申し込みができます。

    SMART ICOCAと、オートチャージ機能付きクレジットカードの違いを比較してみました。

    オートチャージ チャージ金額 対応クレジットカード
    SMART ICOCA
    (駅構内にあるクイックチャージ機でチャージ可能)
    3,000円、5,000円、10,000円 J-WESTカード・JCB・VISA・Mastercard・American Express・MUFG CARD・uc・Diners Club・DC
    オートチャージ機能付きクレジットカード
    (クレジットカード請求)
    クレジットカードによって異なる 交通系ICカードによって異なる

    オートチャージ機能付きクレジットカードは、対応している交通系ICカードが限られます。

    SMART ICOCAなら持っているカードと紐づけるので、別途クレジットカードの審査は行いません。

    SMART ICOCAのクイックチャージ機は、JR西日本の ICOCAエリアのみでしか利用できないので要注意。

    ICOCAエリア

    ICOCA対応エリア

    引用元:ご利用可能エリア|JRおでかけネット

    クイックチャージ機のあるエリアで交通系ICカードを使う人に、SMART ICOCAは便利です。

    電子マネー利用でもポイントが貯まる!加盟店でチャージもできて便利

    ICOCAは電車利用以外でも、200円につき1ポイント貯まります。

    貯まったポイントはチャージして、1ポイント1円で利用可能です。

    ICOCAのポイントが貯まる、チャージができる主な加盟店をまとめました。

    ICOCAポイントが貯まる加盟店
    • ヤマト運輸
    • イトーヨーカドー
    • ロフト
    • デニーズ レストラン
    • コカ・コーラ自動販売機
    • ビックカメラ
    • コジマ
    ICOCAポイントが貯まる加盟店
    • セブン-イレブン
    • ファミリーマート
    • ローソン
    • イオン
    • マックスバリュー
    • ツルハドラッグ
    • ビックカメラ
    • コジマ
    • ファッションセンターしまむら

    家電量販店のビックカメラ、またはコジマであればポイント還元とチャージができてお得です。

    大阪市を中心に交通系ICカードを使うなら、ICOCAが使いやすいでしょう。

    【関西】PiTaPaは割引価格で乗車できる

    PiTaPa券面

    発行価格 不要
    ※1年間に1度も利用がないと維持管理費1,100円(税込)
    種類 定期券(大人用・こども用)/ 記名(大人用・こども用
    機能 ・乗車券
    ・電子マネー
    発行場所 オンライン
    スマホ決済
    ポイントサービス ショップdeポイント
    ポイント付与対象 加盟店
    オートチャージ機能付きクレジットカード
    チャージ上限金額 交通利用:1ヶ月15万円
    定期券購入:1ヶ月20万円
    ※中高生・小学生が対象で家族会員のみ

    PiTaPaは窓口や券売機ではなく、オンライン申込で購入ができる交通系ICカードです。

    PiTaPaエリア内で乗車すれば、路線によって割引運賃が利用できるのでお得。

    PiTaPaエリア内の割引サービスは、以下の通りです。

    割引サービスの種類 事前登録 詳細
    利用回数割引 1ヶ月に同運賃区間を11回以上利用で割引
    利用額割引 1ヶ月の合計運賃料1,001円~に応じて割引
    区間指定割引 利用区間を登録し、1ヶ月内の利用回数または利用額に応じて割引
    区間指定割引運賃と比べて安い方を適用
    1ヶ月乗り放題 毎月定額で乗車可能
    利用額割引(上限あり) 上限額を超えた運賃を割引
    利用額割引(上限なし) 1ヶ月の利用が多いほど割引

    PiTaPaエリアは主に神戸・大阪・和歌山・京都・奈良・大津といった関西圏が対象です。

    PiTaPaポストペイエリア|PiTaPa

    利用できるPiTaPa割引サービスは、路線ごとに異なるので事前に公式サイトでチェックしましょう。

    審査が必要!?運賃は毎月口座引き落としされる

    PiTaPaは高校生を除く18歳以上の人が申し込めます。

    高校生以下でPiTaPaを使いたい場合は、本会員である保護者が家族会員として申し込めば利用可能です。

    PiTaPaを購入するには年齢確認を行うため、審査が発生します。

    またPiTaPaはチャージ機で現金を入れてチャージするのではなく、1ヶ月で利用した累計運賃が翌月口座引き落としされます。

    クレジットカード一体型や分離型も選択できるので、運賃割引だけでなくCクレジットカードのポイントも貯まってお得です。

    ショッピング加盟店利用でポイントが1%還元される

    PiTaPaはショッピング加盟店で利用すると、100円につき1ポイント貯まります。

    加盟店によっては、5倍・10倍・20倍のポイント還元も行っています。

    貯まったポイントは500ポイントにつき運賃から50円割引が可能。

    他にもVポイントやAOYAMAポイントといった、別のポイントやマイレージへ移行できます。

    【愛知】manacaはマイレージポイントがお得

    manaca券面

    発行価格 1,000円・2,000円・3,000円・4,000円・5,000円・10,000円
    ※デポジット500円を含む
    種類 定期券(大人用)/ 記名(大人用・小児用・障がい者用)/ 無記名(大人用)/
    機能 ・乗車券
    ・電子マネー
    ・定期券
    発行場所 券売機 / 窓口
    スマホ決済
    ポイントサービス manacaマイレージポイント
    ポイント付与対象 市バス / 在来線
    オートチャージ機能付きクレジットカード
    チャージ上限金額 20,000円
    ※12歳になる年の3月31日まで有効

    manacaは名古屋市営地下鉄や名鉄線といった、名古屋交通の路線でお得になる交通系ICカードです。

    貯まるポイントは路線によって異なり、毎月10日に駅構内に設置されているチャージ機でポイント還元ができます。

    manacaのポイントが貯まる路線は、以下の通りです。

    manacaのポイントが貯まる路線
    • 名古屋市営地下鉄
    • 名古屋市営バス
    • 名古屋鉄道
    • 名鉄バス
    • あおなみ線
    • 豊橋鉄道
    • リニモ

    名古屋市を中心に、名古屋鉄道が走る愛知県内から豊橋鉄道までがポイント付与対象エリアです。

    例えば名古屋市営地下鉄の乗車で貯まるポイント率は、以下の通りです。

    大人用manaca通常ポイント
    月の利用金額 ポイント率
    2,000円~4,999円 10%
    5,000円~9,999円 12%
    1万円~1万4,999円 12.5%
    1万5,000円~ 13%
    大人用manaca昼間ポイント
    月の利用金額 ポイント率
    2,000円~ 20%

    昼間ポイントの適用時間帯は、平日と土日祝日の午前10時から午後4時までです。

    通常ポイント対象の5,000円と、昼間ポイント対象の2,000円を利用した場合、合計1,000ポイントが貯まります。

    貯まったポイントは1ポイント1円から、乗車券や電子マネーとして使えます。

    愛知県に住んでいる人は、交通系ICカードを還元率が高いmanacaを選んだ方がお得です。

    【東海】TOICAは東海エリア外でも作れる

    TOICA券面

    発行価格 2,000円
    ※デポジット500円を含む
    種類 定期券(大人用・小児用)/ 記名(小児用)/ 無記名(大人用)
    機能 ・乗車券
    ・電子マネー
    ・定期券
    ・スマートEXとの連携
    ・新幹線乗車券
    発行場所 窓口
    スマホ決済
    ポイントサービス
    ポイント付与対象
    オートチャージ機能付きクレジットカード
    チャージ上限金額 20,000円
    ※12歳になる年の3月31日まで有効

    TOICAは、JR東海が発行している交通系ICカードです。

    東海エリアを中心に利用できる交通系ICカードですが、関東や関西でもTOICAを発行できます。

    TOICAが作れる駅の取扱窓口は、以下の通りです。

    TOICAの取扱窓口
    • 東京駅 JR東海きっぷうりば(八重洲北口)
    • 品川駅 JR東海きっぷうりば(新幹線北口)
    • 新横浜駅 JR東海きっぷうりば(北口)
    • 小田原駅 JR東海きっぷうりば(西口)
    • 熱海駅 JR東海きっぷうりば(新幹線乗換口)
    • 米原駅 JR東海きっぷうりば(新幹線口)
    • 京都駅 JR東海きっぷうりば(新幹線中央口)
    • 新大阪駅 JR東海きっぷうりば(中央口)

    例えば大阪で記名式TOICAを紛失した場合、新大阪駅の取扱窓口で再発行ができます。

    東海にある取扱窓口に戻らなくてもトラブルに対応できるのが、TOICAのメリットです。

    新幹線にもらくらく乗車できる交通系ICカード

    ポイントプログラムはありませんが、TOICA一つで新幹線に乗車できます。

    スマートEXとTOICAを連携できるので、新幹線の切符をオンライン上で購入可能。

    スマートEXとは、無料で会員登録できる新幹線の予約サイトです。

    スマートEXなら別途特急券を買わずに交通系ICカードで在来線から新幹線に乗れるので、出張が多い人に向いています。

    また新幹線停車駅を2駅以上含めたTOICA定期券を持っていれば、特急券の購入のみで新幹線の自由席に乗車できます。

    【北海道】Kitacaはキャラクターのグッズが買える

    Kitaca券面

    発行価格 2,000円
    ※デポジット500円を含む
    種類 定期券(大人用・小児用)/ 記名(大人用・小児用)/ 無記名(大人用)
    機能 ・乗車券
    ・電子マネー
    ・定期券
    発行場所 窓口
    スマホ決済
    ポイントサービス
    ポイント付与対象
    オートチャージ機能付きクレジットカード
    チャージ上限金額 20,000円
    ※12歳になる年の3月31日まで有効

    Kitacaは、北海道を中心に使える交通系ICカードです。

    交通系ICカードとして使える他に、自動販売機でKitacaの残高から切符の購入が可能です。

    Kitacaのポイントプログラムはなく、シンプルな機能のみ備わっています。

    エゾモモンガをモチーフにしたキャラクターが可愛い!

    Kitacaエゾモモンガ
    Kitacaに描かれているキャラクター、エゾモモンガをモチーフにしています。

    エゾモモンガは、日本で北海道だけに生息しているネズミ目リス科の動物です。

    北海道では、エゾモモンガは保護動物に指定されています。

    Kitacaのキャラクター、エゾモモンガが描かれたグッズを北海道で購入できます。

    オンラインでも販売されており、文房具や日用品といった日常で使いやすいグッズが購入可能。

    Kitaca以外でイメージキャラクターを持つ交通系ICカードSuicaは、ペンギンをモチーフとしたキャラクターグッズが販売されています。

    【九州】SUGOCAは切符よりお得に乗車できる

    SUGOCA券面

    発行価格 2,000円
    ※デポジット500円を含む
    種類 定期券(大人用・小児用)/ 記名(大人用・小児用)/ 無記名(大人用)
    機能 ・乗車券
    ・電子マネー
    ・定期券
    発行場所 券売機 / 窓口
    スマホ決済
    ポイントサービス JRキューポ
    ポイント付与対象 JR九州のネット予約 / 加盟店
    オートチャージ機能付きクレジットカード
    チャージ上限金額 20,000円
    ※12歳になる年の3月31日まで有効

    SUGOCAはエリア内の乗車であれば、最短ルートの運賃が適用される交通系ICカードです。

    SUGOCAエリアは福岡・佐賀・大分・熊本まで広く対応しています。

    SUGOCA利用可能エリアは、以下の通りです。

    SUGOCAのカード残額を利用してJR九州のSUGOCAエリア内(下図)をご乗車の場合は、乗車経路にかかわらず最も安い運賃を減額します。(きっぷを購入するより安くなる場合があります。)

    SUGOCA対応エリア

    引用元:「SUGOCA」のカード内残額利用乗車の場合|SUGOCA

    最も安い運賃が適用されるには、改札から出ないこと。

    特急に乗る際は別途特急券が別途かかりますが、乗車券は最短ルートの運賃が適用されます。

    例えば小倉駅を出発して大分・博多経由で折尾駅で改札を出ても、乗車券の運賃は380円です。

    九州を大回りして電車の旅をしたい人は、切符よりもSUGOCAの方がお得です。

    買い物でもSUGOCAのポイントが貯まる!

    SUGOCAはJR筑肥線、唐津線駅と福岡市地下鉄間の乗車や、加盟店での支払でもポイントが還元されます。

    ポイントが貯まる主な加盟店は、以下の通りです。

    SUGOCAのポイントが貯まる加盟店
    • アミュプラザ鹿児島・小倉・長崎・みやざき・くまもと
    • JR博多シティ
    • JR九州ホテルズ
    • 九州鉄道記念館
    • タイトーステーション
    • ヤマト運輸
    • トランドール
    • うまや

    他にも九州内の主要駅に設置されているコインロッカーや、一部のタクシーでもSUGOCAのポイントが貯まります。

    乗車で貯まるポイントは1日につき10ポイントに対して、加盟店では200円につき1ポイントもらえます。

    SUGOCAは、乗車券と電子マネー両方でお得にポイントが貯められる交通系ICカードです。

    【九州】nimocaは貯まったポイントを提携先に交換できる

    nimoca券面

    発行価格 2,000円
    ※デポジット500円を含む
    種類 定期券(大人用・小児用)/ 記名(大人用・小児用・障がい者用)/ 無記名
    機能 ・乗車券
    ・電子マネー
    ・定期券
    発行場所 券売機 / 窓口 / バス車内 / 営業所 / バスセンター
    スマホ決済
    ポイントサービス nimocaポイント
    ポイント付与対象 在来線 / バス / JR九州のネット予約 / 加盟店
    オートチャージ機能付きクレジットカード
    チャージ上限金額 20,000円
    ※12歳になる年の3月31日まで有効

    nimocaは貯まったポイントを1ポイント1円から使えるだけでなく、他のポイントに交換ができる交通系ICカードです。

    ANAカードまたはJALカードと提携したnimocaであれば、貯まったポイントをマイルに交換できます。

    JALマイルは2ポイントを1マイルに、ANAマイルの場合は10ポイントを7マイルに交換可能。

    他にも事前登録が必要なGポイントやマイグリーンスタンプ、Pexポイントへの交換もできます。

    他ポイントに交換できる!nimocaポイントの貯め方

    nimocaポイントは電車やバス利用と加盟店でポイントが貯められます。

    電車とバスで貯められるnimocaポイントは、固定ポイントとボーナスポイントの2種類があります。

    ポイント付与対象路線は、昭和バス・佐賀市営バス・祐徳バス・長崎電気軌道・函館市電・函館バスです。

    固定ポイントでは、乗車1回につき2〜3%還元されます。

    nimocaポイントの固定ポイントとボーナスポイントの付与率は、以下の通りです。

    固定ポイント
    路線 ポイント率
    佐賀市交通局・祐徳バス・長崎電気軌道 2%
    函館バス・函館市電 3%
    昭和バス 5%
    ボーナスポイント
    月の利用金額 付与ポイント
    2,000円 50ポイント
    4,000円 150ポイント(+100ポイント)
    6,000円 300ポイント(+150ポイント)
    8,000円 500ポイント(+200ポイント)
    1万円 750ポイント(+250ポイント)
    1万2,000円 800ポイント(+50ポイント)
    1万4,000円 900ポイント(+100ポイント)

    月の利用金額が1万円を超えると、再度2,000円利用ごとに50ボーナスポイントが加算されます。

    また買い物でポイントが貯められるのは、会員登録されたスターnimocaとクレジットカードのみ。

    無記名式nimocaで買い物をしても、ポイントが貯められないので注意しましょう。

    【福岡】はやかけんは行政窓口でポイントが使える

    はやかけん券面

    発行価格 1,000円・2,000円・3,000円・4,000円・5,000円・10,000円
    ※デポジット500円を含む
    種類 定期券(大人用・小児用)/ 記名(大人用・小児用・障がい者用)/ 無記名(大人用)/ ANA(大人用)
    機能 ・乗車券
    ・電子マネー
    ・定期券
    発行場所 券売機 / 窓口
    スマホ決済
    ポイントサービス はやかけんポイント
    ポイント付与対象 地下鉄
    オートチャージ機能付きクレジットカード
    チャージ上限金額 20,000円
    ※12歳になる年の3月31日まで有効

    はやかけんは乗車券や買い物だけでなく、福岡市の行政窓口でも使える交通系ICカードです。

    住民票や納税証明書の発行にかかる手数料を、はやかけんの残高で支払えます。

    他にも福岡市の市民プールや美術館、動植物園といった公共施設でもはやかけんが使えます。

    小銭を持っていない、または不足した時に交通系ICカードのはやかけんで支払えるのは便利です。

    福岡市営地下鉄の乗車でポイントが貯められる!

    はやかけんを福岡市営地下鉄で利用すると、1乗車につき60ポイントもらえます。

    1駅区間利用で60ポイントが付与されるので、福岡市営地下鉄であれば定期券の乗り超し分も対象です。

    月に福岡市営地下鉄を40回乗車した場合に付与されるポイントは、以下の通りです。

    利用路線 1乗車あたりのポイント 月の合計乗車回数 月の合計付与ポイント
    福岡市営地下鉄 60ポイント 40回 2,400ポイント

    福岡市営地下鉄の1駅区間運賃は210円なので、月に40回乗車で8,400円かかるところ、実質6,000円で利用できます。

    また姪浜駅を経由してJR筑肥線と福岡市営地下鉄間を利用すると、1乗車につき10ポイント獲得できます。

    姪浜駅が定期区間内だとポイントが付与されないので要注意。

    定期券とはやかけんを比較して、お得になる方を選んで活用しましょう。

    1枚の交通系ICカードをお得に使いこなす

    交通系ICカードは事前にチャージをしてから利用できます。

    繰り返し使えるので、交通系ICカードは毎回切符を購入するよりもエコです。

    1枚交通系ICカードを持っていると便利なので、電車やバスに乗車する以外の使い方を紹介します。

    乗車券として利用する他にお得に使える方法もあるので、交通系ICカードを活用しましょう。

    ショッピングで交通系ICカードを使う

    交通系ICカードには電子マネー機能が付いており、事前にチャージしておけば買い物が可能です。

    クレジットカードと違って審査不要なので、中高生でも交通系ICカードでショッピングが楽しめます。

    交通系ICカードが使える主なお店は、以下の通りです。

    交通系ICカードが使える店舗
    • コンビニ
    • スーパー
    • 飲食店・カフェ
    • 駅ビル・百貨店
    • ショッピングモール
    • ドラックストア
    • 家電量販店
    ※一部交通系ICカードが使えない店舗もあります。

    交通系ICカードが使える店舗にはそれぞれの交通系ICカードのマーク、または全国相互利用のシンボルマーク「IC」があります。

    持っている交通系ICカードによって買い物で貯まるポイント数は異なるため、事前に公式サイトで確認をしてからショッピングをしましょう。

    タクシーで交通系ICカードを使う

    電車やバスだけでなく、タクシー利用時も交通系ICカードが使えます。

    全国相互利用のシンボルマーク「IC」があるタクシーであれば、10種類の交通系ICカードが利用可能。

    交通系ICカードで支払う際は、運転席と助手席の間にある機械にタッチ、またはタクシー運転手が端末を持っている場合があります。

    後頭部座席の前、助手席の後ろにタブレット端末が設置されているタクシーもあり、自分で操作して決済するケースも。

    タクシー内で現金で支払うよりも、交通系ICカードの方がスムーズに会計ができます。

    マイナンバーカードと紐づけて交通系ICカードを使う

    マイナンバーカードを発行して交通系ICカードと紐づけると、通常よりもお得にポイントがゲットできます。

    マイナンバーカードのポイント付与対象である交通系ICカードは、以下の通りです。

    Suica ICOCA manaca TOICA nimoca Kitaca はやかけん
    事前登録
    付与ポイント JRE POINT ICOCAポイント ミュースターポイント マイナポイント nimocaポイント マイナポイント はやかけんポイント
    付与対象 チャージ チャージ チャージ チャージ チャージ チャージ チャージ
    付与単位 4円 2万円 2万円 2万円 1円 5,000円 1円
    付与タイミング 月に1回 累計2万円 累計2万円 累計2万円 累計2万円 累計2万円 月締め翌月10日
    付与上限 5,000ポイント 5,000ポイント 5,000ポイント 5,000ポイント 5,000ポイント 5,000ポイント 5,000ポイント

    乗車でポイントが付くだけでなく、マイナンバーカードに登録するだけでチャージするごとにポイントがもらえるのはお得。

    「nimoca」と「はやかけん」以外は事前登録が必要なので、マイナポイントを受け取る前にポイントサイトへ登録を済ませましょう。

    交通系ICカードの使用注意点

    乗車券と電子マネー機能が搭載した交通系ICカードは便利ですが、使用上の注意点があります。

    交通系ICカードを使う上での注意点は、以下3つです。

    交通系ICカードの使用上の注意点
    • 交通系ICカードは2枚重ねで使わない
    • 交通系ICカードの使用期限に気をつける
    • 交通系ICカードが使えるエリアを確認する

    それぞれの交通系ICカードに関する注意点を解説していきます。

    交通系ICカードは2枚重ねで使わない

    交通系ICカードは磁気カードなので、改札機や端末にタッチする際1枚でないとエラーが発生します。

    使用する際に2枚重ねになっていると、正しく読み取れないので注意が必要です。

    交通系ICカードを使わない時は、複数枚重なっていても問題ありません。

    使用時に2枚重ねにしないよう、交通系ICカードを複数枚持っている場合は別々に管理しましょう。

    交通系ICカードの有効期限に気をつける

    交通系ICカードは、10年間未使用だと使えなくなってしまいます。

    交通系ICカード裏面の利用案内に、「10年間利用がない場合は失効します。」と明記されています。

    失効について確認できる、SuicaのICカード乗車券取扱規則は以下の通りです。

    (失効)
    第 11 条 Suica の発売若しくは交換、SF の使用、SF のチャージ、Suica 定期乗車券の購入、払いもどし若しくは更新、Suica 特別車両券の購入若しくは払いもどし、Suica 企画乗車券の購入若しくは払いもどし又は Suica の再発行の請求に基づく使用停止措置のいずれかの取扱いを行った日の翌日を起算日として、10 年間これらの取扱いが行われない場合は、Suica に係る利用者の権利は失効します。

    引用元:東日本旅客鉄道株式会社 IC カード乗車券取扱規則

    交通系ICカード本体だけでなく、ポイントに関する有効期限が設けられているICカードもあります。

    ICOCAはポイントを受け取るために利用登録が必要となり、25ヶ月以上チャージまたはポイントチャージが行われていないと解除されます。

    利用登録が解除されると、再登録までのポイントは付きません。

    他の交通系ICカードのポイントに関する有効期限は、以下の通りです。

    ポイント 付与期限 有効期限
    Suica JRE POINT 2年後の月末
    PASMO メトロポイント 2年
    PiTaPa ショップdeポイント 2年後の3月末
    manaca manacaマイレージポイント 1年後の月末
    SUGOCA JRキューポ 2年後の月末
    nimoca nimocaポイント 1年後の12月末
    はやかけん はやかけんポイント 1年後の月末

    manacaは還元されたポイントの有効期限はありませんが、毎月10日に発生するmanacaマイレージポイントはICカードに移行しないと1年後に失効します。

    貯まったポイントは運賃として1ポイント1円で利用できるので、早めに使うのがおすすめ。

    交通系ICカードやポイントが失効しないように、継続してICカードを活用しましょう。

    交通系ICカードが使えるエリアを確認する

    全国相互利用サービス対象の交通系ICカードは全国で利用できますが、ポイントが付与されるエリアは限定されています。

    それぞれの交通系ICカードが使える加盟店があるように、ポイントが貯まる乗車区間も決められています。

    ポイントが貯まるそれぞれの交通系ICカードエリアは、以下の通りです。

    ポイント ポイント付与エリア
    Suica JRE POINT JR東日本
    PASMO ①メトロポイント
    ②ToKoPo
    ①東京メトロ線
    ②都営地下鉄、都営バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナー
    ICOCA ICOCAポイント 時間帯指定ポイント:京阪神地区の一部
    利用回数ポイント:JR西日本のICOCAエリア
    manaca manacaマイレージポイント 名古屋鉄道、名鉄バス、知多乗合、豊鉄渥美線・市内線、名古屋市営地下鉄、名古屋市営バス、リニモ、あおなみ線、ゆとりーとライン
    SUGOCA JRキューポ JR筑肥線、唐津線駅⇔福岡市地下鉄
    nimoca nimocaポイント 昭和バス、佐賀市営バス、祐徳バス、長崎電気軌道、函館市電、函館バス
    はやかけん はやかけんポイント 福岡市営地下鉄

    交通系ICカードによって、ポイントが貯まるエリアは異なります。

    交通系ICカードでポイントを貯めて使いたい人は、自分が住む地域の路線があるICカードを選びましょう。

    交通系ICカードに関する質問事項

    交通系ICカードに関する疑問を、質問形式でまとめました。

    交通系ICカードに関する質問事項は、随時更新予定です。

    電車やバスに乗車する以外で交通系ICカードを活用するために、不明点は払拭しましょう。

    交通系ICカードはどこで作れる?

    交通系ICカードは、主に駅構内の窓口や自動販売機で発行できます。

    全国どこでも作れる訳ではなく、対応エリア内であれば対象の交通系ICカードを取り扱っています。

    近畿地方が対応エリアのPiTaPaは、オンライン購入のみなので要注意。

    各対応エリアは交通系ICカードの公式サイトから確認できます。

    交通系ICカードを作るのに審査は必要?

    交通系ICカードを発行するのに審査が必要なのは、PiTaPaのみです。

    PiTaPaは駅の窓口ではなく、オンライン購入で手に入ります。

    PiTaPa申し込み後に審査を行うので、発行できるまでに数週間かかります。

    交通系ICカード10種類すべてスマホ決済できる?

    スマホ決済できる全国相互利用サービス対象の交通系ICカードは、SuicaとPASMOのみ。

    Suicaは、Apple Pay・モバイルアプリ・Google Pay・楽天Pay・au Payが使えます。

    PASMOでは、Apple Pay・モバイルアプリ・Google Payが使えます。

    SuicaとPASMO以外の交通系ICカードを使う際は、カード本体のみでしか利用できません。

    交通系ICカードは駅でしかチャージできない?

    交通系ICカードはセブン-イレブンにある「セブン銀行」でチャージ、残高確認が可能です。

    セブン銀行でチャージ・残高確認できるのは、PiTaPa以外の全国相互利用サービス対象の交通系ICカードのみ。

    駅構内と同じように1,000円単位から、最大20,000円までチャージ可能です。

    土日祝日、時間帯に関係なく手数料はかかりません。

    交通系ICカードでマイナポイントは貯まる?

    対象の交通系ICカードを登録してチャージをすると、マイナポイントが貯まります。

    対象の交通系ICカードは、Suica・ICOCA・manaca・TOICA・nimoca・Kitaca・はやかけんの7種類です。

    交通系ICカードにチャージをする度にマイナポイントを貯められます。

    貯まったマイナポイントは、飲食店やネットショッピングの支払いに利用できます。

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